「やきもち」を焼きました。

今日の総合的な学習の時間は,島の郷土料理taiken01.jpg
をつくる体験活動でした。

今回は「ふくれがし」と「やきもち」に挑戦。
はじめに作業の流れや材料の確認です。
講師に島の料理名人を招き,指導をして
いただきました。

まずは「ふくれがし」から。
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2種類の小麦粉,牛乳,蜂蜜などの分量を
正確にはかって混ぜます。今回は名人の
レシピ特別に教えてもらいました。

粉になった黒砂糖をたーっぷり入れるので,
材料の生地が黒糖の色になってきます。
最後にタンサンを入れてよくかき混ぜて,,。

蒸し器には島の木陰に生えているサネンと
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よばれる植物の葉を敷き詰め,生地を流し
こみます。

このサネンの葉には独特のにおいがあり,
蒸したときに何ともいえないいい香りが生地
全体に広がります。名人に言わせると,
奄美大島などにあるサネンより,小宝島産
方が香りがやさしく,最適なのだそうです。

「ふくれがし」を火にかけて蒸し始めたら,
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次は「やきもち」の準備

「やきもち」は島のおばぁたちが作ってくれる
伝統料理ですが,手間と技術がいるので,
食べたことはあっても自分たちで作ったり
したことはありません。初体験です。

こちらは小麦粉に上新粉を加え,黒糖を湯で
溶かした黒蜜のような液を混ぜました。

ここで先ほどの「ふくれがし」の様子を見ます。
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フタをとって竹串で調べると,しっかり中まで
蒸されていました。うーん,いいにおい。

生地に入れたタンサンがうまく効いています。
ふっくらとした「ふくれがし」の完成です。
(みんなのお腹の虫がググーッ)

コンロが空いたので,「やきもち」を焼きます。
多めの油をフライパンにしき,遠火でゆっくり
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火を通します。このときの火加減がとても
難しいのだそうです。

今回はゴトク2段重ね方式で焼きました。
ホットケーキと同様に,しばらくして表面に
ポツポツと気泡が見えてきたら,焼けて
いるかを確かめて「エィ!」と裏返し。
1枚焼くのに30分くらいかかります。

黒糖と油による香ばしいにおいが部屋中に
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充満して,鼻の奥を刺激します。うわーっ。
計4枚を焼き,試食のためにランチルーム
へ移動。

「いただきまーす。」
「おいしーい。」

「ふくれがし」も「やきもち」も大成功。
講師のMさん,ありがとうございました。

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このページは、十島村小中学校が2013年10月24日 19:03に書いた記事です。

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